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Class Supplement (上智国際教養 2)

2011年11月13日

Lesson 2
Reading  各段落の要旨
結婚規則
1. 結婚相手の選択に関する規則 ● 異族婚 ● 同族婚
2. 近親者-X(異族婚)、やや遠い親族-O、非常に遠い親戚や外部の人-∆ /X(同族婚)
3. 北米-異族婚 いとこより遠縁、同民族・人種・宗教・社会経済背景・年齢推奨
4. 全文化の30%-いとこ推奨 南アジア、中東
ベドウィン族-父方のいとこ(父方のおじの娘)
5.               =母、おば、姉妹以外の最も血のつながりが近い女性
6.         拡大家族の結束、外部疎遠、社会的政治的状況により例外有
7.  ヤナマモ・インディアン-互いの妹同士と結婚→次世代 交差いとこ(父方のおばの娘)
8.                        両方の系列の交差いとこ→親族の結束
配偶者数
1. 北米・ヨーロッパ-一夫一婦
2.   北米・大型先進国-離婚・死別後再婚可 (ギリシャ-未亡人再婚不可)
3. 北米・ヨーロッパ以外-複婚(一夫多妻・一妻多夫 )
4.   ● 一夫多妻 ムスリム教国、東アフリカ遊牧民、西アフリカ王国
子孫多、男性の格が上がる、必ずしも女性迫害にあたらない
5.       ケニアのツルカナ族-女性が一夫多妻歓迎、家事労働減、女性の結束
6.   ● 一妻多夫 稀 厳しい環境の社会、南アジア、中央アジアの小規模農村社会 
7.     兄弟で共通の妻、経済的利点、女性の家事労働増
8. 問題点 一夫一婦制-夫婦間の不和・親子間の嫉妬
9.     一夫多妻制-妻の間の嫉妬→別居+ランク付け、姉妹で共通の夫
            子供の間の嫉妬-相続→第1ランクの妻の第一子相続
10.     一妻多夫制-夫間・子供間の母親をめぐる嫉妬
珍しい結婚の縁組
1. 南スーダン遊牧民Nuer族-子供のできない女性が「夫」になる→家父長制維持
2.              死んだ兄弟の代理で結婚、死者との結婚 父系維持
再婚規則
1. levirate-亡夫の兄弟と再婚-家系・財産・親族関係維持 家父長制一夫多妻制
2. sororate-亡妻の姉妹と再婚-親族関係維持 姉妹の一夫多妻制
結婚費用
1. 結婚-財産譲渡・労働力提供
   ● 妻側→夫側(持参金)-ヨーロッパ・アジアの一夫一婦制
2.   インド-持参金未払い→嫁殺害
3.  ● 夫側→妻側(嫁代)小規模家父長制社会 サハラ砂漠以南のアフリカ、米インディアン
          礼儀、労働力損失の埋め合わせ、夫の親権保障
4.         負担大→家族が支払い協力 牧畜社会
5.             離婚→嫁代返却、子供夫側
6.         財産少の社会-婿の労働
7.         支払い不能・女性不足-嫁捕獲 メラネシア、アマゾン流域
                       形式上(儀式、駆け落ち)の場合あり
NOTE: 現代日本-夫側⇆妻側 家同士の婚約強調 結納品、結納金、西洋式結婚式

Lecture Transcript 各段落の要旨

1. 結婚と家族 親族の定義は文化により様々-生物学的な親族関係によるとは限らない
2. 講義内容 親族構造(一族・氏族、母系社会・父系社会・同族社会)結婚、恋愛、近親相姦の禁止
3. 親族規定-常に変化
● 血族 ● 婚姻関係による親族 ● 架空の親族(名づけ親、家族ぐるみの友人)
4.  血族の種類 結婚とりしきる、経済単位、時に祭事を司る
    ● 氏族-先祖が神話上の人物 ● 一族-先祖が実在した人物
5.  血族
● 父系社会-男性中心の家系-世界の約40%-母方の親族の認識希薄

1.   ● 母系社会-女性中心の家系(実権は男性)-世界の約15%
● 女家長制-女性中心の家系(実権は女性)-記録無し→事実上存在しない
2.   ● 同族社会-父系でも母系でもない社会-約45%、柔軟性、社会流動性と関連
狩猟採集社会・遊牧民・産業(途上)社会に適合
3. 恋愛と結婚の区別-結婚は当人だけでなく家族同士の契約(恋愛≠結婚)
4.                            若年結婚-親が相手選び
5.  恋愛-西洋人発明説-11~12世紀頃フランス宮廷貴族のひまつぶし
6.     反例: 調査結果-168文化中90%に恋愛の記録

1.     生物学的起源-生化学上の証拠(ホルモンレベル、脳波がコーラ中毒状態に類似等)
2. 複婚 ● 一夫多妻(世界全体の82%)、● 一妻多夫(1%未満) 厳しい環境と関連)
3.             ネパールのチベット人-兄弟の一夫多妻-働き手増、子供減
4. Nayar族(南西インド) 母系社会
5.    ● 通過儀礼の結婚-女子の成人式-思春期前で結婚-数日、形式的

1.    ● sandbadham婚-本人同士の意思-男性が母方の家から通う
2.      同時に複数のsandbadham、法的拘束無し
3.      子供の父親-必ず決める〈父子関係重要〉
4. 近親相姦の禁止-異族結婚-結婚禁止範囲は文化により変化
5.     嫌悪感、兄弟・親・子との結婚禁止普遍的

1. 近親相姦禁止の文化による線引き 
ユダヤ・キリスト教(旧約)の規定-母親と妹他(ゆるい規定)
2.    カソリック-4世紀末 ~11世紀半ば7親等のいとこまで禁止拡大
3.                  特免除状販売目的 その後2親等まで禁止縮小
4.   近親相姦禁止の理由
     ● 近親交配-劣性遺伝、 ● 文化による禁忌 〈例〉血縁でないいとこへの禁忌

1.     ● 身近だと尊敬できない (一緒に育つと恋愛感情がもてない)      
2.      キブツでの調査 子供時代から寮で集団生活-結婚例無し
3.      台湾のsim-pua 婚約者同士が一緒に育つ
4.       出生率30%低 不和多 離婚率高
5. まとめ  近親相姦禁忌-生物学的理由+文化的・心理学的要素
       結婚-進化論的目的(縁組を助ける)+文化的影響、様々な形態
生物学的結びつきを超えた親族
注意点補足
☆「今何を話しているのか」(別の例、例外、余談、話が変わるところ等)
☆「つなぎ表現」(”Another example,” ”We’ll come back to these in later lectures,(p.26 l.77)” etc. )
☆「トーン」(真剣、冗談、強調)
☆解答の構成: 英文エッセイの構成 言いたいことを先に書く 詳細・補足は後

Writing Questions
1. どのような進化論的圧力が縁組(結婚)を促進しますか?
考え方 まず、「進化」の説明をするか「進化論的圧力」の説明をすることで「進化論」の意味が分かっていることを示す。進化論的圧力」=「種の保存を促す力」なので「結婚の生物学的理由」を説明する。各文化が結婚と子孫繁栄を重視した仕組みも持つことが根拠にできる。
例 進化論とは環境に適した突然変異をもつ個体が生き残り、その個体の遺伝子が子孫に受け継がれることで種が環境適合しつつ変化することである。つまり生命の最大の進化論的目的は自分の遺伝子をより多く残すことなので人間社会においても結婚制度が子孫を残すことを促進する仕組みとして機能している。/まず講義にあるように恋愛の生物学的起源は生理学的に証明されている。(p.27 3 ~p.28 l.128)これにより恋愛や結婚はヒトの生まれつきの子孫繁栄の衝動から起こると言える。/次に全ての文化において結婚と子孫繁栄は重要な要素であり、環境の違いにより形は違っても全ての文化で子孫を残す=結婚を促進する仕組みがある。(p.21 l.133 ~141等)また、一夫一婦制より一夫多妻制のほうが子供の数が多くなるが(p.20 l.80, p. 28 l. 130-141)、この一夫多妻制が世界全体では一般的である。(p.28 l.136-138)

2. 近親相姦への嫌悪は自然のものですかそれとも習得されるものですか?
考え方 教授が挙げている3つの近親相姦嫌悪の理由をまとめる。「自然のもの」=生まれつき、「習得されるもの」=生まれた後見に着くもの=社会・文化・心理的影響
例 講義によると近親相姦への嫌悪は自然のものと習得されるものの両方があるといえる。/まず生物学的理由としては、近親交配による劣性遺伝の回避が考えられる。近親婚では出生異常の確立が上がる。(p.31 l.273-276) また、親兄弟との近親相姦禁止は人類共通(p.30 l. 228-231)なのである程度は生まれつきのものだと考えられる。一方で文化や時代により禁止範囲が異なること(p.30 l.220-221, 228-p.31 l.270 )や、血縁でないいとこへの禁忌がある(p.31 l.278-281)という事実は、この禁忌に文化的要素があることを示している。また、心理学的要素もある。キブツや台湾の例にあるように、身近だと尊敬できないという現象はその例である(p.31 6 -p.33 l.329)。

3. 世界中で一夫多妻制が普通で一妻多夫が稀な理由は何ですか?
考え方 テキストの一夫多妻制の利点をまとめる。更にテキスト・講義を通して、結婚・相続と家父長制維持の関係が繰り返し指摘されているのでこの点と一夫多妻制をつなげる。
例 子孫を多く残せる点と父系維持が理由/テキストによると一夫多妻制は子供の数が増えるという生物学的利点がある(p.20 l. 79)のに加えて男性の格が上がるとある(p.20 l.80)ので家父長制維持に有効だからだと考えられる。/講義によれば血族のうち半数以上が父系社会または男性中心の社会である。(p.26 l.45, l.58, 61)また、女性が夫になる(p.21 l.128 ~132)、再婚相手が父系維持のために決められている(p.2l.146-148)など、父系維持の仕組みがさまざまな文化で見られる。一夫多妻はこのような文化の父系重視に適合しているため一妻多夫よりも多いと考えられる。

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